BEAT ベネッセ先端教育技術学講座

BEAT(ベネッセ先端教育技術学講座)は最新のテクノロジーを利用して、学習者ひとりひとりの文脈に適応した学習支援環境の実現を目指します。
日本最大の教育企業であるベネッセと、教育とテクノロジーに関して最先端の研究知見を持っている東京大学がコラボレーションすることにより、実践的かつオリジナリティの高い研究を展開していきます。(活動概要より)

ベネッセと東京大学の共同プロジェクトということで、どんなことをやっているのか調べてみました。

社会人向け英語リスニング教材「英語deキャリアアップ」を株式会社ベネッセコーポレーションと共同研究・開発しました。1月30日(水)よりポッドキャストで配信を開始する予定です。

うーん。。。これはなんだか普通の営利企業がやっていそうなコンテンツですね。関連会社に英会話スクールを持つベネッセさんの意向が反映されているのでしょうか?

英語deキャリアアップの他にも、次のようなプロジェクトが実施されてきたようです。(完了したプロジェクト

  • 親子の学びをケータイで支援する科学実験教材の開発
  • 小学校と家庭をつなぐケータイ活用研究
  • e-Learning for Curriculum Coordinator
    • 「総合的学習の時間」などのカリキュラム開発で…(中略)…教員向けe-Learningプログラムの開発を目的としたものです。
  • アクティブシニアの学びをつなぐ

「アクティブシニアの学びをつなぐ」など非常に興味があるプロジェクトなのに、実際どうなったのかがホームページからは良くわかりません。こういう活動は結果をちゃんとした形で残しておいてほしいものです。

『今回の実証実験では、日本とノルウェーの高齢者同士が…(中略)…学びあいました。』とありますが、単純に「外国+高齢者+ネット」というだけの活動なのでしょうか?この先にどういったものを見据えているのかが伝わってこないのが残念です。

BEATの主な活動テーマ

  • ユビキタス
  • コンテキスト
    • 学習文脈情報を利用した教育システムの構築
  • コンテンツ
    • 教育コンテンツの動的生成・Web2.0的学習環境の構築

活動テーマは非常に面白そうですね。東京大学とベネッセという確かに教育業界における巨人がタッグを組んでいるわけですから、今後の展開に期待したいところです。

なおBEATは公開セミナーも行っているようなので、興味がある講座が開かれていたら見に行くのもよいかもしれません。

個人的なまとめ

  • プロジェクトにおいては必ず目標などを明記する。また目標達成の目印となる指標を定めて、結果は必ず数値化する。
  • 客観的数値から現実と目標との差分を確かめて、継続的な改善(=前進)ができるように管理体制を整える。